相変わらず、歩行者が横断中にひかれる事故が多発しています。ちなみに信号機のない横断歩道上における歩行者の死亡事故件数は、年間約90件以上発生しています(過去5年の平均)。
横断歩道上の近くに横断しようとする歩行者がいても、減速したり停止する車は少なく、車が止まるだろうと思って横断している歩行者がはねられているのです。
横断歩道を横断しようとする歩行者を無視して通過すれば、「横断歩行者等妨害」という道路交通法違反となります。
しかし、歩行者が優先であることを知らないドライバーが多く、信号がない場所では多くの歩行者が車を恐れて止まって待つので、「車が優先だろうと思っていた」と答えるドライバーもいるぐらいです。
あなたは、大丈夫ですか。
11月下旬には横断歩道での歩行者優先の徹底をはかるため、警察庁の指示で全国の都道府県警察が全国一斉に横断歩道における安全広報と指導強化を実施しています(28日ごろまで)。
歩行者が渡ろうとしている横断歩道では必ず一時停止して、歩行者を優先しましょう。
(シンク出版株式会社 2018.11.28更新)
本冊子は4月から翌年3月まで1年間の安全運転指導に役立つように、各月ごとに重点管理目標(例:4月は新入学児童や園児に配慮)を設定しています。
各月のページには、それぞれの重点管理目標に沿ったデータや交通事故の裁判例、スローガンやこよみをビジュアルでわかりやすく紹介していますので、日々の安全運転管理において具体的なアドバイス等の参考にしていただくことができます。