自転車は原則的には車道走行が義務づけられています。
通常は路肩付近を走ることが多いので、追い抜いていけばいいのですが、自転車が駐車車両や路上の障害物を避けようと車の進路に出てくることもありますので、注意しましょう。
さる、12月12日午前9時15分ごろ、名古屋市千種区の路上で、路線バスの側面に車道の左端を走っていた自転車が接触し、自転車に乗っていた25歳の女性が転倒して肘や足に軽いケガをしました。
自転車は、路上にあった駐車車両を避けようと右側にふくらむ形でバスの側面と接触しました。
自転車の女性は「バスに気づかなかった」と話しています。
このように自転車が後方を確認しないで左端から中央に出てくることは少なくありません。
前方に自転車が走行していて路肩に駐車車両や障害物がある場合、自転車の膨らみを予測するとともに、安全な側方間隔が維持できるように注意して運転することが大切です。
(シンク出版株式会社 2018.12.17更新)
■2018年6月1日改正の新指針に準拠
運行管理者用テキスト「バス運行管理者のための指導・監督ツール」は、運転者に指導する際の資料として、「運転者用資料」を39枚収録したバス事業者のための指導教材です。
言葉だけでは伝わりにくい安全運転のポイントを漫画とイラストで具体的に解説し、3つのキーワードで印象づける内容です。
2018年6月公布の指導・監督指針13項目に準拠し、教育記録簿用紙も添付していますので、この1冊で乗務員への教育対策は万全です。