さる12月14日の夜10時半すぎに、静岡市清水区の交差点を右折中の軽乗用車が横転し、乗っていた14~22歳の男女7人のうち5人が首や腕などを強く打ち骨折するなどの重傷を負い、2人が軽傷を負いました。
現場は、片側2車線の県道から清水日本平パークウェイ入り口に入るT字路で、軽乗用車は右に曲がろうとしてバランスを崩したとみられています。
ご承知のように軽乗用車の定員は4名ですから、事故を起こした車は明らかに定員外乗車の道路交通法違反ですが、このように定員オーバーで乗ると荷物の過積載同様に、車の重さが増し重心も高くなるのでバランスを崩して横転しやすくなります。
さらに、着用すべきシートベルトも足らないので、衝突時に乗員が受ける損傷も深刻になります。
おそらく軽傷ですんだ2人はシートベルトをしていた運転者と助手席同乗者で、無理やり乗り込んだ5人は着用していなかったため、衝突時に強い衝撃を受けたのだと思われます。
定員オーバーの走行がいかに危険かを肝に銘じておきましょう。
(シンク出版株式会社 2018.12.19更新)
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