皆さんは、比較的広い道路を走行していて一時停止のかかった路地から自転車が止まらずに飛び出してきて驚いたことはありませんか?
こんなとき、自転車側が一時停止を守っていなくても、交通事故になると四輪車側の過失割合の方が大きくなることを知っていますか?
先日、信号のない交差点での自転車事故が相次ぎました。
さる12月16日午後3時40分ごろ、大阪市の府道を直進していた路線バスと横道から飛び出した小学6年の女の子の自転車が衝突し、女の子が頭を強く打って死亡する事故が起こりました。
また、同じく16日午後10時半ごろ、兵庫県西宮市の市道交差点で路線バスと大学生の乗っていた自転車が衝突し、大学生が意識不明の重体となっています。
どちらも、バスの進路に対して自転車が一時停止などを軽視して飛び出したものと考えられますが、こうした事故では、四輪側の過失が6割以上となることが普通で、相手が児童や高齢者の場合はさらに1割加算されて7割となる場合もあります。
相手が止まるべきだと思い込まないで、交差点での飛出しには十分に注意して走行しましょう。
(シンク出版株式会社 2018.12.21更新)
あなたは危険な運転行動を「危険」と認識できていますか?
自己診断テスト「事故を防ぐ危険認識度チェック」は、日頃の運転を振り返り、48の質問に「ハイ」「イイエ」で答えていただくだけで、事故を防ぐために大切な「危険認識度」をつかむことができます。
「運転行動を変えるとき」、「死角に対する危険認識」など6つのパターンで診断しますので、どういう状況での危険認識度が低いかを具体的に確認できます。