先日、高速道路を迂回すると山道などに迷い込む危険があるお話をしましたが、街中で一般の幹線道路から脇道に迂回するときにも注意が必要です。
年末で道路が混雑してくると、脇道を抜け道として使いたくなることもあるでしょうが、こうした脇道には、幹線道路にはない思わぬ落とし穴があります。
さる12月24日正午過ぎ、大阪市城東区で国道163号の側道を走行していた2トントラックが、京阪電鉄の高架手前に設置されている防護バーに衝突し、荷台が破損する事故が起こりました。
側道は高さ制限が2.2mでトラックの荷台は3mありましたが、トラック運転者は国道の本線が渋滞していたので、迂回して脇の側道を走ろうとして、うっかり高さ制限を忘れて衝突したものです。本線の高架下は高さ3mでも十分走行できました。
側道や脇道は道幅も狭く、高さ制限があったり歩行者などに接触する恐れがありますので、安易に走行するのは危険です。混んでいても、制限の少ない幹線道路を落ち着いて走行するように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2018.12.27更新)
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