さる1月13日午前6時半ごろ、香川県と徳島県の県境に近い山あいの道路を走行していた乗用車が道路脇のブロック塀に衝突し、運転していた母親と後部座席に乗っていた高校生が死亡する事故がありました。
事故当時、路面が凍結していたうえに蛇行したタイヤの跡が残っていたということで、乗用車は凍結した路面でスリップしたものとみられています。
あまり雪が降らない地方のドライバーは、雪が降っていたり路面に積雪があるような状況では、スリップ事故に注意して慎重に運転すると思います。
しかし、路面に雪がなかったりすると、とたんにスリップする危険など頭から消えてしまい、いつもの調子で運転してスリップ事故を起こしています。
これから、一年でいちばん寒い時期を迎えます。
あまり雪が降らない地方でも、山間部の道路や日陰の場所、橋などの高架部分は、雪が降っていなくても早朝や深夜には路面が凍結していることがありますので、路面凍結によるスリップ事故には十分に注意してください。
(シンク出版株式会社 2019.1.18更新)
「安全運転管理者のための安全指導12か月」は4月から翌年3月まで1年間の安全運転指導に役立つように、各月ごとに重点管理目標(例:4月は新入学児童や園児に配慮)を設定しています。
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