最近は、1年中どこかの高速道路で補修工事が行われていますが、1月から3月は昼夜を問わず大規模な工事規制を行う高速道路の区間が多くなっています。
工事等のため片側1車線通行に規制されて渋滞が発生する可能性が高まっていますので、追突を警戒しましょう。
さる1月16日午後3時40分ごろ、三重県亀山市の新名神高速道路・鈴鹿トンネル出口で、工事規制のため渋滞していた車列最後尾の大型トラックに乗員49人が乗った観光バス(愛知県清須市のバス会社が運行)が突っ込み、乗客など23人が怪我をする追突事故が発生しました。
幸いなことに怪我の内容は全員が軽傷ですんでいます。
事故を起こしたバスの運転者は「ボーッとして前をよく見ていなくて、ブレーキが間に合わなかった」と供述しています。
わき見運転か昼食後に多い漫然運転の状態だったと思われますが、運転者が渋滞を警戒していなかったことは明らかです。
工事により渋滞が発生しているときは、手前の電光掲示板などに工事情報や渋滞情報が逐次表示されますので、気をつけていれば渋滞発生箇所はすぐわかるはずです。
こうした情報表示を軽視しないで、前方の渋滞に十分注意して走行しましょう。
(シンク出版株式会社 2019.1.21更新)
多発する追突事故の原因の多くは、わき見や漫然運転など運転者のうっかりミスであり、事故防止対策には、運転者の追突原因に対する気づきが重要です。
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