背の低い幼児は車のボディがつくる死角に隠れやすく、家族の車などにひかれる事故がときどき発生しています。
さる1月24日午前7時35分ごろ、大分市にある保育園の駐車場前で、母親の車から降りて歩き始めた2歳の女の子が、保育園の駐車場から出てきたワンボックスカーにひかれて死亡する事故が発生しました。
女の子をひいた車を運転していたのは他の園児を送ってきた保護者でした。
自分の子どもを園に送って、これから出勤するところだったのでしょう。
ワンボックスカーはボディの死角が大きいのと、朝の送迎時間帯で車が混み合いそちらに意識が向いていて自車のすぐ近くを見にいこうとしなかったため、背の低い幼児を見落としてしまったのだと思われます。
生活道路や駐車場、学校・保育園などの前で車を動かすときは、車の周りに小さな歩行者がいる可能性が高まりますので、常にボディの死角に子どもが隠れている危険をイメージし、念入りに確認してから発進するように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2019.1.28更新)
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