インフルエンザが流行しています。感染を防ぐため、手洗いとうがいなどを励行しましょう。
ところで、あなたは風邪をひいたときは運転を控えますか?「マイカー通勤だから無理」という人もいるかも知れませんが、もし、その風邪がインフルエンザだったら危険です。
さる1月22日、東京の地下鉄中目黒駅で37歳の女性がホームから転落し、電車にはねられて死亡する事故が発生しました。この女性は「風邪気味で体調が悪い」と家族に訴えつつも出勤し、ふらついてホームから落ちたのです。
死後の検査でインフルエンザに感染していたことがわかり、体調不良のため転落したと見られています。
インフルエンザではなくても、過去にバスドライバーが風邪薬を飲んで運転中に高速道路で意識がもうろうとして事故を起こした事例があります。
体調不良のとき無理に出勤や運転をするのは危険ですね。
西欧では、風邪をひいて医者に行くと薬をもらうのではなく「休ませなさい」という職場用診断書をもらう人が多いそうです。無理をしないで休んで風邪を治してから運転しましょう。
(シンク出版株式会社 2019.1.29更新)
この小冊子では、ドライバーが健康管理を徹底していなかったために発生したと思われる、重大事故等の6つの事例をマンガで紹介しています。
各事例の右ページでは、垰田和史 滋賀医科大学准教授(医学博士)の監修のもと、日々気をつけなければならない健康管理のポイントをわかりやすく解説しています。
ドライバーが健康管理の重要性を自覚することのできる小冊子です。