警察庁がこのほど発表した平成30年中の交通事故の統計分析によると、依然として運転中に携帯電話を使用していて起こす事故が多発傾向にあり、死亡事故率は「使用なし」と比較して約2倍という高率です。
2018年中に発生した携帯電話がらみの交通事故では、携帯電話で通話目的使用中の事故は144件でしたが、スマートフォンなどを操作する画像目的使用中の事故は966件と6.7倍も多くなっています。
メールやインターネットのWEBサイトを見ていたり、ゲームをするなど「ながらスマホ」によるわき見運転が目立っています。
そして、携帯電話使用と関係のない事故の死亡事故率が0.73であるのに対して、携帯電話使用等では1.51と2.1倍も高くなっています。
スマートフォンなどの注視は、わき見時間が長くなるだけに赤信号を見落として歩行者と衝突したり、対向車線にはみ出してしまうといった危険な事故態様が増えるのです。
今後、道路交通法が改正され「ながらスマホ」などへの罰則が強化される見通しです。運転中は絶対に携帯電話を使用しないように、改めて心に誓いましょう。
(シンク出版株式会社 2019.2.15更新)
最近、他の車をいたずらにあおる運転をして危険を生み出したり、運転中にスマートフォンを操作して重大事故を起こすなど、ドライバー失格と言える行為が目立つようになり、取締りや罰則が厳しくなる傾向にあります。
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