高速道路ではよく渋滞が発生しますが、渋滞車列に追突する事故があとを絶たないので、注意が必要です。
自分が渋滞の後部についたときには、ハザードランプで後続車に渋滞を知らせるとともに、前の車両とは車間距離を保って、後ろに何台か車が止まるまでは車間を詰めないことが大切です。
さる2月25日午後4時半ごろ、三重県亀山市の新名神高速上り亀山JCT付近で、渋滞で最徐行中だった最後尾のトラックに大型トラックが追突し、合わせて5台が絡む玉突き事故となりました。
この事故で、最後尾にいて追突されたトラックの運転者がトラック同士に挟まれて運転席に閉じ込められ、腰骨を折る重傷を負いました。
わき見運転が事故の原因と思われ、追突された運転者には何の落ち度もなく気の毒で仕方ありませんが、事故の現場を偶然撮影した通過車両のドライブレコーダー映像によると、追突された走行車線の車列の車間距離がかなり詰まった状態だったため、追突の衝撃で1台目のトラックの運転席がすぐに2台目の後部にめり込んでいく姿が確認されました。
もう少し車間距離があいていたら、追突された運転者もブレーキを踏む時間があり、被害を軽減できたかも知れません。
高速道路の渋滞最後尾では、高速で追突してくる車の存在を常に意識して、車1台分以上の車間距離を保っておきましょう。
(シンク出版株式会社 2019.3.4更新)
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