高速道路や自動車専用道路は駐車車両がないので走りやすいのですが、止まっている車がまったくないとは限らないので、注意が必要です。
さる3月5日午後3時40分ごろ、佐賀県の九州自動車道で、路肩に停止した乗用車の運転者の女性(53歳)が車横の路上にいて、後ろから来た大型トラックにはねられて死亡しました。
女性をはねたトラックの運転者は「車が止まっているのに気づき、通過しようとしたら目の前に人がいた」と供述していますので、故障やガス欠などで停止した運転者が車から出てきたところだったのでしょう。
故障車両などの乗員は動転していて、高速道路に降り立つ危険に気づいていない場合があるので、側方通過には注意が必要です。
前方に止まっている車を発見したら、その周囲に乗員がいることを予測し、後続車に注意して車線変更をするかできるだけ側方間隔をとって慎重に通過するように心がけましょう。
また、自分が路肩などに停止した場合は車線とは反対側のドアから外に出るようにして、後続車を注視しながら、すみやかに後方のガードレール外側など安全な場所に避難してください。
(シンク出版株式会社 2019.3.11更新)
高速道路では、さまざまな『まさか』の事態が発生します。
突然のパンク、逆走車やいないはずの歩行者との遭遇など、予想もしない事態が重大な事故を引き起こすことがあります。
シートベルト未装着やスマートフォンの使用による漫然運転が高速道路での惨事に結びつくことも少なくありません。
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