最近、「アンガーマネジメント」という言葉が流行していますね。
少し不快なことがあるとカッとして感情をコントロールできずに、あおり運転に陥ったり、我が子を虐待したりする人が目立ちます。大人でありながら、自分の気持ちを制御できないのです。
そこで文字通り、アンガー=怒りをコントロールする術を学ぼうということで、「アンガーマネジメント」と銘打った書物やセミナーが注目を集めています。
先日は愛知県警察本部の高速隊が、あおり運転に陥るドライバーの心理を学んで怒り狂った当事者をなだめる手法を身につけようと、アンガーマネジメントの講義を受けたというニュースも流れていました。
怒りの制御には、いろいろな手法があるようですが、有名なのは「6秒の我慢」です。
大脳生理学の研究から、「怒り反応」は大脳辺縁系にある偏桃体が関係し、アドレナリンを分泌させて戦闘態勢を促すなど、動物の生存本能的機能ということが判明しています。
一方、理性は大脳前頭葉が制御していますが機能するには数秒の時間差があります。反射的に行動しないで、前頭葉が機能するまでの6秒ぐらい我慢をすると怒り反応は収まり、冷静に対処することができるという理論です。
皆さんも、マナーの悪い車やバイクの行動にカッとしても、6つ数えて怒りを抑えるように習慣づけましょう。相手と同じ土俵に上がるのは馬鹿らしくなって、平静に運転できるでしょう。
(シンク出版株式会社 2019.3.13更新)
最近、他の車をあおったり、運転中にスマートフォンを操作して重大事故を誘発するなど、「ドライバー失格」と言える行為が目立つようになり、取締りや罰則が厳しくなっています。
この冊子では、代表的な危険・迷惑運転を取り上げ、その罰則の重さと、運転上の注意ポイントを解説しています。
ドライバー向けのセルフチェック欄も設けていますので、自分が無意識のうちに危険・迷惑運転をしていないかチェックすることができます。今、事業所にとって運転者教育に最適の小冊子です。