さる3月12日午前4時半ごろ、山形県西川町の国道を走行していた乗用車と大型トラックが正面衝突し、乗用車の後部座席に座っていた男性が死亡し、運転席と助手席にいた男性2人が重傷を負う事故がありました。
事故の現場は、片側1車線の見通しのよい直線道路で、乗用車が前の車を追い越そうとして対向車線にはみ出したものとみられています。
前車を追い越すときには、対向車が来ているかどうかをまず確認するのですが、事故が起きた時間帯をみれば対向車の大型トラックはヘッドライトを点灯させていたと思います。
乗用車の運転者が対向車のヘッドライトの存在を見落とすことはあまり考えられませんので、対向車の位置をまだ遠くにいると勘違いしたのではないかと思います。
昼間でも対向車の位置を把握するのは難しいのですが、夜間となると周りの景色が見えなくなり、ヘッドライトだけを見て対向車の位置やスピードを判断することは非常に困難です。
夜間は、対向車線のヘッドライトが見えたら追越しは絶対にしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2019.3.15更新)
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