この欄でも何度か取り上げてきましたが、体調不良のとき運転すると思わぬ事故の危険が増しますので、注意しましょう。
さる3月13日午前7時半ごろ、千葉県野田市で乗用車が歩道に突っ込む事故が発生し、歩道にいた3人の歩行者がひかれて3人とも病院で死亡しました。
事故を起こした42歳の男性は、マイカー通勤の途中で「朝から頭が痛く体調不良だった」といい、事故の直前に「痛みで一瞬気を失ったような状態になった」と話しています。
気を失った原因が持病によるものか一時的なものかはまだ不明ですが、いずれにせよ頭が痛いときなどに運転をするのは非常に危険であることを示しています。
皆さんも風邪気味で頭痛があるときなど、意識を失うとまではいかなくても気分が悪いため運転に集中できなかった経験があると思います。こんなときは、自転車の飛出しなどにあっても危険への対応が遅れ、事故になる可能性が高まっていると考えられます。
車の運転は極めて危険な作業であり、体調が万全でない日にハンドルを握ってはいけないということを再確認しましょう。
(シンク出版株式会社 2019.3.18更新)
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