以前、日本自動車連盟(JAF)が実施した調査で、「信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしているのに一時停止しない車が多い」と感じる人は9割近くに達していると紹介しました。
JAFでは、こうした実態を把握するために3年前から全国の道路で調査を行ってきましたが、このたび2018年の実態調査の結果が発表されました。
調査は、各都道府県2か所ずつ(合計94か所)の信号機のない横断歩道で行われ、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は全国平均で8.6%と相変わらず低く、昨年よりもわずかに0.1%増加しただけでした。
都道府県別にみると、長野県だけが58.6%と圧倒的に高く、2位となった静岡県が39.1%ですから、いかに高い数字かがわかると思います。20%を越えているのも、石川県、愛知県、鳥取県、島根県しかありませんでした。
逆に、いちばん低かったのは、栃木県の0.9%で1%台も三重県、和歌山県、広島県の3県ありました。
信号機のない横断歩道を通過するときに、渡ろうとしている歩行者がいたら、確実に一時停止して歩行者に進路を譲りましょう。
(シンク出版株式会社 2019.3.26更新)
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