さる5月4日午前8時半すぎ、山形県遊佐町の国道7号線で軽乗用車がカーブで対向車線にはみ出し、前からきたキャンピングカーと正面衝突し軽乗用車の運転者が死亡する事故がありました。
事故現場は、片側1車線の左カーブで、事故の状況などから軽自動車がカーブで曲がりきれなかったとみています。
皆さんもご存知のように、車がカーブを曲がるときには、外に押し出そうとする遠心力がかかります。
そのためスピードを出してカーブを曲がろうとすると、右カーブでは路外に飛び出しそうになりますし、左カーブでは対向車線にはみ出すことになります。
1つしかカーブがない所では、車のコントロールをミスすることはあまりないのですが、下り坂でカーブが続くような道路では、知らず知らずのうちにスピードが出てきますので、徐々に車をコントロールすることが難しくなります。
カーブが続くような道路では、予めスピードを落としてカーブに進入し、とくに左カーブでは対向車線にはみ出さないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2019.5.15更新)
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