山形県警察本部の調査によると、軽トラックが事故にあった場合は乗員の死亡重傷事故率が非常に高いことが判明しました。
同県警ではこれから農繁期に入るため、農家に多い軽トラックの利用者に対して警鐘を鳴らしています。
同県で2014~2018年の5年間に発生した軽トラック乗車中の死者数は22人、重傷者が223人、軽傷者は2,322人でした。
死亡・重傷事故率は9.5%で乗用車の3.5%に比べて3倍近くも高く、重大事故に結びつきやすいことがわかりました。
同県警では、軽トラックはボンネットがないために衝突時の衝撃が強いこと、「ちょっと車を動かすだけだから」と油断してシートベルト非着用のため被害が拡大していること、衝撃に弱い高齢者の利用の多いことなどが重大事故多発の原因とみています。
皆さんも軽トラックを利用するときには、たとえ短い距離の移動でも、必ずシートベルトを正しく着用し、慎重に運転しましょう。
また、農道や郊外の道路などを走行するときには見通しのよい場所でも安全確認を徹底し、とくに農家の軽トラックの走行に十分な配慮をしてください。
(シンク出版株式会社 2019.6.12更新)
「安全マインド」とは一言で言うと「プロ意識」のことです。この「安全マインド」が備わっていると、自分の仕事に誇りや使命感を持つことができ、ひいては「絶対に事故を起こさない」という強い意識へとつながります。
本誌では、第1章で安全マインドが備わっているドライバーと備わっていないドライバーの働く姿勢が会社や社会に及ぼす影響をマンガで比較することで、安全マインドを持って働くことの大切さを理解することができます。
さらに第2章では、各ドライバーの安全マインドを高めるための具体的な活動事例を紹介していますので、各事業所で安全マインドを高めるための活動の参考にしていただけます。