さる6月3日午後2時ごろ、愛知県小牧市の見通しのよい片側1車線の道路で、交差点を歩いて横断していた高齢者が左側から走ってきた来た乗用車にはねられ、死亡する事故がありました。
乗用車を運転していた男性ドライバーは、「反対車線が渋滞していて車と車の間から女性が飛び出してきた」と話しているということです。
車を運転していると、事故が起きやすい交通状況がいくつかあります。その代表的な一つとしてあげられるのが、今回の事例のような対向車線が渋滞している場合です。
このコーナーでも何度も取り上げていますが、対向車線が渋滞していて自車線は割とスムーズに流れているときには、対向車線の間から歩行者や自転車が出てくることがよくあります。
とくに、渋滞車両が少しでも動いているうちは比較的安全なのですが、車両が止まったときには飛び出してくる可能性が高くなりますので注意が必要です。
車を運転していて「対向車線が渋滞しているとき」に出会ったら、「渋滞車列の間から歩行者が飛び出してくる」ことがある、だから「対向車線の車列の間を必ずチェックする」という運転行動を心がけてください。
(シンク出版株式会社 2019.6.12更新)
「安全マインド」とは一言で言うと「プロ意識」のことです。この「安全マインド」が備わっていると、自分の仕事に誇りや使命感を持つことができ、ひいては「絶対に事故を起こさない」という強い意識へとつながります。
本誌では、第1章で安全マインドが備わっているドライバーと備わっていないドライバーの働く姿勢が会社や社会に及ぼす影響をマンガで比較することで、安全マインドを持って働くことの大切さを理解することができます。
さらに第2章では、各ドライバーの安全マインドを高めるための具体的な活動事例を紹介していますので、各事業所で安全マインドを高めるための活動の参考にしていただけます。