さる7月7日午前10時ごろ、佐賀県鳥栖市の国道34号線の交差点で一時停止していた軽自動車に後ろからきた普通乗用車が追突し、追突された軽自動車が押し出され、道路を渡っていた高齢者がはねられ死亡する事故がありました。
事故現場の交差点には信号機はなく、横断歩道橋と自転車横断帯がありましたが、高齢者は自転車横断帯を歩いて渡っていたということです。
軽乗用車は、高齢者が横断するのを一時停止して待っていたのですが、後ろから来た普通乗用車は「前をよく見ていなかった」と話しているということです。
高齢者などは、信号機がない場所を無理やり横断することがよくあります。
それに気づいた車は一時停止して進路を譲るのですが、後ろから来る車は一時停止している車に気づくのが遅れたりして追突することがあります。
また、気づいていたとしても停止車両の横を追い抜いたりして、横断歩行者と衝突する事故もあります。
信号機がない場所などに車両が停止していたら、その先に横断歩行者がいるかもしれないと考え、スピードを落として近づきましょう。
(シンク出版株式会社 2019.7.11更新)
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