さる7月13日午後0時半頃、長野県松本市の国道158号線を走行していた乗用車が、対向車線を走行してきた大型観光バスと正面衝突し、乗用車を運転していた男性が死亡する事故がありました。
事故の現場は、松本市から観光地の「上高地」へ向かう片側1車線のほぼ直線の道路ですが、乗用車がセンターラインをはみ出したと見られています。
山間部の片側1車線道路は道路幅員が狭い所が多く、大型トラックや大型バスなどは道路幅員いっぱいを使って走行していることがあります。
山間部を走行して、大型車が対向車線を走行してきたときに、漫然と運転していて少しハンドル操作が遅れたりしてセンターライン寄りを走行したりすると、思わず衝突するかもしれないとヒヤッとすることがあります。
狭い幅員の道路を走行するときには、センターラインは自分の命を守る壁と考えてください。
対向車線から大型車が来たら、スピードを落として絶対にセンターラインを超えないように慎重な上にも慎重な運転を心がけてください。
(シンク出版株式会社 2019.7.19更新)
運転するにあたっては、常に快適な環境とは限りません。雨の日や、夜間は見通しが悪くなりますし、堤防道路や山間部などは、幹線道路と大きく道路環境が異なります。
本冊子は、「雨天走行」や「トンネル走行」、「夜間走行」、「渋滞走行」、「山間部の走行」といった悪条件下における事故防止をねらいとした教育教材です。
各場面で注意すべき要点を簡潔にまとめていますので、事故防止のポイントを簡単に理解していただけます。