さる7月25日午前3時前、岡山市南区の道路を走行していたトラックが、道路を横断してきた70歳の女性をはねて死亡させる事故がありました。
事故の現場は、片側2車線の見通しのよい直線道路で、横断歩道は約200m離れたところにありましたが、女性は出勤途中で横断歩道でない場所を横断していたとみられています。
トラックの運転者は「気づいたら人に衝突していた」と話していることから、横断してくる人にまったく気づいていなかったと思われます。
事故が起きた時間帯は、午前3時前という深夜でしたので、運転者としては横断歩道でない場所をこんな時間に横断してくる歩行者はいないという意識があったと思います。
加えて、運転者の視界はライトの照射範囲などごくわずかな範囲に限られており、横断歩道外を横断してくる人を発見するのは簡単ではありません。
深夜、車を運転する場合には、横断歩道外を横断してくる人にも十分に注意しましょう。
(シンク出版株式会社 2019.8.6更新)
運転するにあたっては、常に快適な環境とは限りません。雨の日や、夜間は見通しが悪くなりますし、堤防道路や山間部などは、幹線道路と大きく道路環境が異なります。
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