夏休みは帰省やレジャーなどの車で混雑するため、高速道路等での追突事故が多発する時期です。
今年もさる8月4日に、静岡県沼津市の新東名高速道路で渋滞の列最後尾にトラックが追突し、乗用車に乗っていた家族ドライブ中の小学生が重体となる事故が発生しています。
原因は、トラック運転者の漫然運転か前方の渋滞状況に気づくのが遅れたためと見られています。
長期の渋滞予測では、今週8日ぐらいから平日でも高速道路での渋滞が発生しやすくなり、ピークは10~13日と見られています。従来の渋滞多発ポイントでの混雑が著しいだけでなく、地道でも車が増えてくるので、各地で追突事故が発生しやすくなっています。
運転者としては、この時期は渋滞が多いことを意識しているとは思いますが、長い渋滞を抜けるとホッとして遅れを取り戻そうとスピードを出しすぎてしまい、新たな渋滞が発生しているのに対応するのが遅れることもあります。
道路掲示板の渋滞情報に十分注意するとともに、情報にもタイムラグがあり、新たな渋滞発生の掲示が遅れてしまうことを想定して、常に前方の渋滞の存在を念頭において運転してください。
(シンク出版株式会社 2018.8.7更新)
多発する追突事故の原因の多くは、わき見や漫然運転など運転者のうっかりミスであり、事故を防止するためには、運転者自身の追突原因に対する気づきが重要です。
教育用小冊子「自分で気づこう!!追突事故の危険」は、7つの事故事例をもとに自分自身の運転態度をチェックすることができ、「わき見」「思い込み」「漫然運転」等による追突事故防止のための教育教材です。