さる7月29日午前7時すぎ、滋賀県愛荘町の信号のない交差点を走行していた軽自動車が、中学生の自転車と出会い頭に衝突する事故がありました。
現場の交差点は田園に囲まれた場所ですが、一方の交差点の角にはフェンスなどがあって見通しが悪く、一時停止の標識などはなかったということです。
信号のない交差点を走行するときに、両方の角が見通しが悪い場合には、誰でも警戒して交差道路の左右の安全確認をきっちりとすると思います。
ところが、この事例のように片方だけにフェンスがあって、もう一方は田園で見通しがよい場合には、そのほうの安全確認をしたら「何も来ていない」と思い込んで、無警戒に交差点に進入することが少なくありません。
とくに、いつも通行している道路であまり車や自転車などの通行量が多くない交差点では、見通しのよい方だけ安全確認をして進入しがちです。
片方だけ見通しがよい交差点でも、両方の安全確認をしっかりを行うようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2019.8.9更新)
「安全マインド」とは一言で言うとドライバーの「プロ意識」のことです。「安全マインド」が備わっていると、自分の仕事に誇りや使命感を持つことができ、ひいては「絶対に事故を起こさない」という強い意識へとつながります。
本誌では、第1章で安全マインドが備わっているドライバーと備わっていないドライバーの働く姿勢が会社や社会に及ぼす影響をマンガで比較することで、安全マインドを持って働くことの大切さを理解することができます。
さらに第2章では、各ドライバーの安全マインドを高めるための具体的な活動事例を紹介していますので、各事業所で安全マインドを高めるための活動の参考にしていただけます。