先日、ニュースなどで前方を走っていたタクシーが突然炎上するドライブレコーダーの映像が報道されていました。
タクシーが路上に落ちていたガソリン携行缶を引きずってしまったことが原因だということです。
車を運転していると、路上に多くの落下物に出会いますが、遠くから落下物の存在がわかっていれば、その落下物を避けることができるのですが、問題は避ける時間がないくらい近くで発見したときです。
小さくて柔らかい落下物ならその上を跨いで通過しても、さほど走行に大きな影響はないと思います。
しかし、少し大きな落下物の場合には跨いで走行しようとすると、この事故のように路面と車体の間に荷物が挟まったりして、思わぬ事故を招くことがあります。
また、落下物を避けることができずにその上に乗り上げてしまうことがあるのですが、そのとき車が傾いて横転するという事故も起きていますので、安易に乗り上げるのも危険を伴います。
これから台風シーズンを迎えますので、強風で荷物があおられて落下物が増える危険があり、注意が必要です。
前車との車間距離をとって、早めに落下物を見つけて余裕を持って避けることができる運転を心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2019.8.13更新)
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