都市によって公共交通の運行ルールには違いがあり、慣れない場所ではバスレーン(専用・優先通行帯)の走行を慎重に行う必要があります。
バス専用通行帯の標識がある場所では終日路線バス専用の場合もあれば、朝夕のラッシュ時だけなど時間帯を限定している場合がありますので、補助標識をしっかり確認する必要があります。
もし専用時間帯に一般車両が走行した場合は「通行帯違反」に問われ、反則金は普通乗用車で6千円となります。
ただし「バス優先通行帯」の場合はバスが近づいてきたとき車線から出れば違反にはなりません。
なお、右左折時などやむを得ない場合には一般車両が一時的にバスレーンに入ることはできますが、バス停から発進するバスの動きを妨げないように注意しましょう。
また、名古屋市のようにバス専用レーンが道路中央に設置され、バス停もセンターライン付近にある場所では道路構造が非常に変則的になっています。
このため名古屋市では一般車がバスレーンを走行中に対向車線の車と衝突する事故がたびたび発生しており、さる8月29日も軽ワゴン車が対向のバス停に停車していた市バスに正面衝突する事故が発生しました。
こうした都市では、慣れない車はとくに注意して走行してください。
(シンク出版株式会社 2019.9.3更新)
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