さる9月16日午前5時半ごろ、大阪府交野市を走行していた23歳の会社員の男性が運転する車が、飛び出して来た80歳の女性をはねて死亡させる事故がありました。
運転していた男性は「犬が車道に飛び出してきた後に女性も飛び出してきて、ブレーキが踏んだが間に合わずにはねた」と話しているということです。
危険予測訓練などでよく使用される題材に、「犬が路上に飛び出してきたら続いて飼い主が飛び出してくることを予測する」というのがあります。
今回の主な事故原因としては、もちろん突然飛び出してきた飼い主側にあると思いますが、運転者がこうした危険予測ができていれば避けられたかもしれません。
犬が飛び出して来たときに、飼い主が飛び出してくるかもしれないと考えていたなら、アクセルから足を放しブレーキを踏む準備をしたと思います。そうした準備をしないでブレーキを踏むのでは、ブレーキを踏むまでの時間に決定的な差が出ます。
車を運転中に犬が飛び出して来たら、飼い主の飛出しを予測してすぐにブレーキを踏む準備をしておきましょう。
(シンク出版株式会社 2019.9.27更新)
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