何度か朝礼で話題にしましたが、依然として横断歩道上での歩行者や自転車の死傷事故が相次いでいます。
さる10月7日午前6時ごろ、広島県大竹市の国道2号交差点で、自転車で横断歩道を渡っていた男性(79)がトラックにはねられ、男性は頭などを強く打ち死亡しました。
また、同じく7日午後6時前、さいたま市見沼区で横断歩道を渡っていた小学3年の男の子が、埼玉県警の当直明け巡査(27)が運転する軽乗用車にはねられ、男の子は意識不明の重体となっています。
日の出前や夕刻で薄暗い時間帯とはいえ、いずれも運転者の不注意が原因と思われます。
警察庁は歩行者が命がけで横断歩道を渡っている実態を重く見て、2018年より信号機のない横断歩道における取締りを強化し、2018年中の「横断歩行者等妨害等」違反は18万件と2010年の6万3千件に比べて3倍に増加しています。
しかし、なかなか死亡・重大事故がなくなりません。前方に横断歩道があるのを見ても何も意識しない運転者が多いのではないでしょうか?
運転中に横断歩道や自転車通行帯に近づいたときは横断しようとする人がいないか注意し、人がいたら必ず停止してその通行を優先することを心に誓ってください。
(シンク出版株式会社 2019.10.15更新)
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