観光庁などの調査によると、この秋、海外からの訪日観光客数が依然として増加傾向にあるということです。アジアからの訪日客だけでなく、ラグビー・ワールドカップ観戦等が影響して、西欧諸国の観光客も軒並み2ケタ増の勢いです。
観光地では嬉しい悲鳴を上げていますが、歩行者として右側通行に不慣れな人も多いので、車の運転者は注意が必要です。
道路を横断するとき、車が右側を通行する国で生活する人は、習慣としてまず左から来る車を気にして右側を見ないで道路に出てくる危険性があります。
また、欧米先進国では横断歩道があれば歩行者を優先する国が多いので、車が止まるはずだと考えて横断してくる可能性もあります。
日本でも道路交通法上は歩行者優先ですが、実態として8割以上の車は横断歩道に渡ろうとする人がいても停止しません(JAF調べ)ので、車優先となってしまっているのが現状です。
多くの日本人歩行者は自衛のため車の通過を待って横断しています。そして、時々横断歩道で車の通過を待たなかった高齢者や子どもなどがひかれて死傷しています。
訪日観光客の多くが「日本は安全な国」と安心していて、横断歩道が危険であることは知らないでしょう。相手が外国人に限りませんが「歩行者優先」を意識して走行しましょう。
(シンク出版株式会社 2019.10.23更新)
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