皆さんのなかで、車でバックするときドアを開けて顔を出してバックする癖のある人はいませんか。
以前もお話しましたが、バックしている途中に電柱や障害物などとドアの間に上半身を挟まれることがあるので、こうした行為は危険です。
さる10月20日午前8時すぎ、三重県四日市市のコンビニの駐車場で70歳の男性が軽乗用車で駐車場から出ようとドアを開けてバックしたところ、ドアが出口近くの防護柵に衝突する事故がありました。
車はそのままカーブしながらバックを続け、駐車していた別の軽乗用車にぶつかったということです。
運転者の男性は意識不明の重体で病院に運ばれました。
事故の状況から男性が持病などで意識を失った可能性もありますが、運転席のドアを開けたまま車をバックさせたことにより発生した事故がこれまでも報告されています。
ドアを開けたままバックするのは、右後輪付近などを確認したいのでしょうが、その他の状況を見落とす危険があります。
乗る前に後方をよく確認して、ドアは開けずにバックする習慣をつけましょう。
(シンク出版株式会社 2019.10.25更新)
冊子「自分で気づこうバック事故の危険【改訂新版】」は、バック時の自身の運転をチェックすることによって、具
改訂版では、従来の4場面に新たに「狭路へのバック」「道路端に
巻末には付録として「バック事故を防止するための具体的方策」を