全国的にみると交通死亡事故がゼロの日はなく、かけがえのない命が失われ続けています。
ちょうど11月の第3日曜日=11月17日は「世界道路交通犠牲者の日」(World Day of Remembrance for Road Traffic Victims)という国際デーになります。
2005年10月26日の国連総会決議で毎年11月の第3日曜日と定められました。
英国の事故防止NGO ”ロードピース”によって「道路交通犠牲者の日」活動が1993年から行われていましたが、ヨーロッパを中心に支持が広がり国連決議となりました。
「道路での死傷は世界が負った傷であり、これを防ぐために世界中すべての人が犠牲者のことを思い、手を携えて行動することが必要です」というのが記念日設立の趣旨です。
今年のスローガンは「Life is not a car part=人生は車の一部ではありません」。
世界的な努力にもかかわらず、車優先社会の進展がすすみ、交通事故や大気汚染により依然として耐えられない数の死者、重傷、病気を毎年助長していることに警鐘を鳴らし、この日には多くの国や地域で交通事故・交通公害防止の活動が行われています。日本では残念ながら国や公共団体の働きかけはみられないのですが、交通事故被害者の団体では活動を行っています。
近年、事故死者数は減少傾向にあるものの、決して交通事故のリスクが解消されているわけではありません。その事実を自覚して、事故で亡くなったり社会的生命を絶たれた犠牲者に心を寄せ、安全運転を誓いましょう。
(シンク出版株式会社 2019.11.18更新)
最近、他の車をあおって危険を生み出したり、運転中にスマートフォンを操作して、重大事故を起こすなど、ドライバー失格と言える行為が目立つようになりました。
この冊子では、代表的な危険・迷惑運転を取り上げ、その罰則の重さと、運転上の注意ポイントを解説しています。
(※2019年12月1日施行の改正道路交通法・携帯電話使用等の罰則強化についても収録しています)
ドライバー向けのセルフチェック欄も設けていますので、自分が無意識のうちに危険・迷惑運転をしていないかチェックすることができます。
今、事業所にとって運転者教育に最適の小冊子です。