皆さんの中には、早朝にマイカーで出勤したり、車で出張などに出かける方もいると思いますが、朝早いので「歩行者などあまりいないだろう」と油断しないで、気をつけて運転してください。
というのも、最近は日の出時刻が遅くなっている関係で、早朝の歩行者見落とし事故が各地で多発しているからです。
さる11月15日午前5時半頃、千葉県市原市の市道で横断歩道のない場所を渡っていた71歳の男性が乗用車にはねられ死亡しました。
同じく15日午前6時ごろ、千葉県富津市の市道でも歩行中の72歳の男性が4トントラックにはねられて死亡する事故が起きています。
また、11月18日午前6時頃、熊本県山鹿市の市道で出勤途中の軽乗用車が道路を歩いていた近くに住む70歳の男性をはね、男性が意識不明の重体となっています。
早朝は起床の早い高齢者が散歩や野良仕事に出向くことが多い一方で、道路状況が見えにくく危険性の高い時間帯となっています。車を運転する人は、原則としてライトを上向きに点灯し、前方の安全をしっかり確認することが大切です。
(シンク出版株式会社 2019.11.25更新)
交通事故には、交差点右左折時や進路変更時、バック時、夜間の歩行者横断時など典型的な事故パターンが存在します。
それぞれのパターンには事故を起こしやすくする危険要因が存在するため、あらかじめ危険要因を理解して行動することができれば、事故の確率を飛躍的に減らすことが可能になります。
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