さる11月19日午前7時半すぎ、熊本県球磨郡の交差点で、横断歩道を渡っていた小学生5人の列に軽乗用車が突っ込み、3人が負傷する事故がありました。
事故現場は見通しのよい交差点で、交差点や横断歩道には信号機は設置されておらず、軽乗用車を運転していた女性は「小学生がいるのはわかっていたが、横断歩道を渡らないと思った」と話しているということです。
横断歩道の付近に歩行者や自転車がいても「横断してこないだろう」と勝手な判断をして、歩行者に進路を譲らないドライバーがたくさんいます。
道路交通法第38条では、歩行者や自転車がいないことが明らかな場合を除いて、横断歩道手前では停止できるようにスピードを落として進まなければいけないことになっています。
当然、歩行者がいて横断するのかどうか判断できないときも、停止できるスピードで走行することが求められています。
横断歩道付近に小学生がいたら、「渡らないだろう」と考えるのではなく、一時停止をして進路を譲るようにしてください。
(シンク出版株式会社 2019.11.27更新)
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