さる11月11日午前6時前、大阪府池田市の片側5車線道路の中央分離帯近くを走行していた大型トラックが自転車と衝突し、自転車に乗っていた70歳前後の男性が死亡する事故がありました。
通常、自転車は左端の車線を走行していますので、大型トラックが左側の車線を走行していたら、ある程度自転車の存在を頭に入れて運転していると思います。
しかし、今回事故が発生した道路は片側5車線もある幅員の広い道路なので、大型トラックのドライバーとしてはまさか中央分離帯寄りの車線を自転車が走行しているとは思っていなかったのではないでしょうか?
そのため、自転車の発見が遅れたのではないかと思います。日の出前の時間帯ということも、発見を難しくしたのかもしれません。
もう一つ考えられるのは、自転車が前を走行する車などの陰に隠れていたために、見つけたときはかなり接近していて避けることができなかったのかも知れません。
いずれにしても、車を運転しているときには、自転車が道路中央線寄りの車線を走行していることもあるということを頭に入れて運転してください。
(シンク出版株式会社 2019.11.28更新)
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