小・中学生の中には学校の授業が終わってもクラブ活動や塾があるため、暗くなってから帰宅する子がたくさんいます。
先日も、塾帰りの中学生が車にはねられ意識不明の重体となっています。
11月28日午後9時すぎ、福岡市早良区の国道で、自転車に乗っていた中学2年の女子生徒(14歳)が、普通乗用車にはねられ、頭から出血して意識不明の状態で病院に搬送されました。
女子生徒は、近くの塾から帰宅する途中だったとみられていますが、現場は信号機や横断歩道はなく、周囲が暗いため乗用車の運転者(21歳男性)が自転車を見落とした可能性があります。
自転車に乗る人のなかには、夜間に自分の姿が車から見落とされやすくなっていることに気づいていない場合が多く、自転車のライトが切れていても気にしないで乗ったり、車道の中央を走っていたりすることがあります。
車のライトが明るく見えるため、自分にライトが当たって「運転者から見えている」と思い込みやすいのです。歩行者の場合も同じような勘違いをしている人がいます。
こうした意識のギャップを常に念頭に置き、夜間は交通が閑散としていても見えにくい場所に自転車や歩行者がいるかも知れないと危険を予測し、ライトを上向きにして慎重に運転するよう心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2019.12.2更新)
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