さる11月29日午前7時45分ごろ、福岡県糸島市内を走行した軽乗用車が赤信号を無視して交差点に進入し、横断歩道を渡って渡っていた小学1年生の男児2人をはね、ケガをさせる事故がありました。
軽乗用車を運転していた28歳の女性は、「まだ行けると思って、ブレーキを踏まずに交差点に進入した」と話しています。
言うまでもなく、この事故の原因は赤信号になっていたにも関わらず交差点に進入したことですが、その行動の背景にある問題は「赤信号で進入することが常態化していた」のではないかということです。
最初のうちは、交差点直前で黄信号に変わって仕方なく交差点に進入していたものが、だんだんと交差点のかなり手前で黄信号に変わっても交差点に進入するようになります。
そして、それが習慣化してくると、交差点に入る頃には黄信号から赤に変っているようなタイミングでも進入するようになります。
さらに、このようなタイミングでも通過できることが成功体験として記憶されると、次はかなり手前で赤信号に変っても「まだまだ行ける」と考えるようになり、ついには事故を起こしてしまうのです。
黄信号で交差点に入る習慣がある人は、それがエスカレートしていくことを頭に入れ、意識してイエローストップを心がけてください。
(シンク出版株式会社 2019.12.5更新)
「2020トラック運行管理者手帳」ならびに、「2020バス運行管理者手帳」を好評発売中です。
本手帳は、運行管理者として知っておきたい知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめて収録しています。
またカレンダー、メモ欄も充実の内容ですので、スケジュール管理も万全です。ぜひお手元でご活用ください。