年末が近づき、交通状況が混雑してきているようです。
車の密度が高まると追突事故が多発するので注意しましょう。
車間距離が短くなり、ちょっとしたウッカリミスから前車の減速・停止に気づくのが遅れ追突することが多くなります。
追突の原因には、不注意によるウッカリミスだけでなく、スマートフォンやカーナビゲーションへの長時間のわき見、過労・居眠運転といった深刻な事例もあります。
また、進行中の車同士の追突に比べて、停止した車への追突は被害が大きくなりがちです。
さる12月4日午後6時半すぎ、東京都新宿区の交差点で「はとバス」の観光バスが、信号で停止していたハイヤーに追突し、ハイヤーに乗っていた50代の運転者が死亡する事故が発生しました。
バスはハイヤーに乗り上げたまま30m近く進んだ後で街路灯に衝突していますので、単純な追突というよりは下敷き事故です。事故原因は調査中ですが、バス運転者がインフルエンザにかかっていたという情報があり、意識がもうろうとして追突したとも考えられます。
追突は軽微な事故が多いのですが、状況によっては重大事故につながる危険があることを肝に銘じて、健康状態が悪いときには運転を控えるように心がけるとともに、運転中は前車から目を離さないように意識しましょう。
(シンク出版株式会社 2019.12.6更新)
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