運転中、赤信号ではなくてもブレーキを踏むことは少なくありません。その多くに、他の車の行動が原因となっている場合がみられます。
たとえば、順調に走行していたところ、突然、駐車場から目の前に車が出てきてヒヤッとしたり、無理な進路変更をされてブレーキを踏まざるを得ないといったことがあります。
事前の挙動から、出てきそうだなという予測ができる場合も多いので、あらかじめアクセルを戻していてそれほど急ブレーキにはならないのですが、もし、こんな行動をする車がいるときに後続車がわき見でもしていたら、危ない事態に陥るでしょう。
他車にブレーキを踏ませる運転者は、駐車場から道路に流入するタイミングが強引だったり、進路変更前に後方をよく確認していなかったりして、いずれ事故につながる危険な運転習慣を抱えて運転しています。
しかし、何とか他車が避けてくれているので事故に至らないまま、自分は安全運転者だと勘違いをしていると考えられます。
他車にブレーキを踏ませたら事故一歩手前です。相手の立場に立って自らの行動を反省する意識を持ちましょう。
(シンク出版株式会社 2019.12.11更新)
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