最近、都道府県の警察本部が市民からの交通事故防止に関する積極的な情報提供を求めていることはご存知ですか?
その一環として、インターネットで危険な運転の動画などを募ったところ、ドライブレコーダーを持つ運転者から多くの動画が寄せられ、それが運転者の検挙に結びついた事例もあります。
岡山県警察本部では、11月から「岡山県あおり110番鬼退治ボックス」と名づけた専用サイトの運用を始め、主にあおり運転の被害情報を募っています。
開始2週間で31件の情報提供があり、その中に倉敷市の国道でダンプカーがウインカーを点滅させずに車の直前に割込みをする映像がありました。
警察で動画を基に捜査を進めた結果、12月に入って40代の男性運転者を道路交通法違反(進路変更禁止違反)の疑いで摘発し反則切符を切りました。
これまでは、被害者がナンバープレートなどを記憶していないとなかなか摘発できなかった事例でも、運転者の特定が容易になってきています。
このようにドライブレコーダーの映像は、あおり運転などによる被害を防ぐ高い効果が期待できます。そして、「少しぐらい強引に運転しても事故にならなければいい」等と甘く考えていると、ある日突然、自分自身が警察官に訪問される可能性もあります。
常に撮影されている可能性のあることを肝に銘じて、他車の迷惑になる運転は厳に慎みましょう。
(シンク出版株式会社 2019.12.13更新)
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