年末にかけて、忘年会など飲酒の機会が増えるため、酒気帯び運転事故などのニュースをよく目にします。
この時期は各地の警察署で飲酒運転根絶に向けて深夜・早朝の一斉飲酒検問を実施しています。
多いときは数百人の警察官が導入されることがあり、皆さんの中にも検問で止められた経験のある方がいるでしょう。
警察によると、最近目立つのは深夜の飲酒帰りの車だけでなく、早朝のマイカー出勤の車で酒気帯び運転が発覚するケースだといいます。
前日の夜、忘年会などで飲みすぎたにも関わらず、次の日の朝早くマイカー通勤をするため、分解されていないアルコールが体内に残っているのです。
深夜まで飲み、駐車場などで仮眠してから出勤して検挙される例もあります。
運転者はいくらたくさん飲んでも、「寝れば大丈夫」という誤った心理に陥りがちですが、アルコールの分解はあくまで飲んだ量に左右されますので、いつもより多く飲めば、朝になっても酒気帯び状態が続いています。
皆さんは宴会などに車で行かないことは心がけているでしょうが、翌朝の酒気残りにも注意して夜遅くまで飲みすぎないように気をつけましょう。
(シンク出版株式会社 2019.12.23更新)
いわゆる二日酔いや、少し仮眠したから大丈夫と思って車を運転し、飲酒運転に陥る事例が少なくありません。
小冊子「『酒気残り』による飲酒運転を防ごう」は、川崎医療福祉大学の金光義弘特任教授の監修のもと、酒気残りのアルコールが身体に与える影響や、本人の 自覚と実際のアルコール含有量のギャップなどを紹介しています。
ドライバーが「酒気残り」による飲酒運転の危険をわかりやすく理解することができる教材です。