いよいよ3月を迎え、令和元年度も年度末となります。
今年は暖冬ですが、まだ寒気の残る所もあって雪道や凍結路のスリップ事故に注意が必要です。
一方で、3月は子どもや高齢者の活動も活発になりますので、対歩行者事故や対自転車事故などの防止に注意してください。
年度末には、運転者自身の反省とともに、管理・指導面でも検討が重要です。とくに最近多発している健康起因や睡眠不足による事故は、日常的な朝礼・点呼などにおける管理・指導のあり方が課題となっています。
また、今年は1月から新型コロナウイルスなど感染症の流行が問題になり、業務に影響を受けている事業所が少なくないと思われます。
従業員の健康管理には万全の配慮をしましょう。
■怒りの感情をコントロールしましょう
今年度の自らの運転振りを反省してみてください
最近話題の「あおり運転」については、危険運転致死傷罪に含めることを検討するなど、厳罰化に向けて政府が動き出しています。
私達ドライバーも、他人事ではなく、あおり運転などがなぜこれほど問題になっているか、よく考えましょう。
1年間の運転を振り返ってみて、自分が他の車やバイク、自転車などの行動にカッとしてしまい、車間距離をつめたり、クラクションを鳴らしてみたり、意味のない追越しをかけるといった運転行動をした経験がないか、よく反省してみましょう。
怒りに任せて相手を傷つけてしまうのは論外ですが、たとえ自分ではあおって運転した覚えがない場合でも、相手によっては非常に恐怖感を感じてしまい、ドライブレコーダーの映像を警察に提出して被害届を提出されるケースがあります。
また、普段は人前で怒りを抑えるタイプの人が、車を運転していると誰も見ていないと錯覚し社会的な自我抑制があいまいになってカッとした運転行動に走ってしまうことがあります。
家族などの客観的な意見にも耳を傾けて反省してみてください。
怒ったときの対処方法は
怒りの感情をコントロールする方法として、心理学者はいくつかの提案をしていますので、参考にしましょう。
・6秒我慢する──人間の怒りは「大脳辺縁系」で起こるとされ、本来は生物の防御本能に基づく正常な反応です。
しかし、大脳新皮質の前頭葉などで「生命の危険」がないと判断すれば、無駄な怒りの反応は抑えられます。ただし、大脳が理性的判断をするのにタイムラグがあり、数秒はかかるので、カッとした最初の5~6秒を深呼吸などして我慢すれば、怒りがおさまるということです。
数秒間我慢して、冷静さを取り戻すことであおり運転を防ぐことができます。
・相手の立場に立って感情を抑える──
怒りの感情は、相手の行動を善意に解釈することでもコントロールすることが可能です。
ゆっくり走る車に対して「なんでトロトロ走るんだ!嫌がらせか?」と感じると怒りの感情に火がつきます。一方で「道を知らない人が迷っているのかもしれない」等と考えることができれば、感情的にならなくてすみます。
常に「自分も道に迷ったら速度を落とすことがある」といった気持ちをもって、相手の立場に立って考える習慣をつけましょう。
■下の項目をチェックし自らの運転態度を反省してください
・交通ルールを守らない自転車などを見ると叱りつけたくなり、イライラする
・前の車がウインカーを出さずに右左折すると、腹立たしい
・前の車がモタモタしていると、つい車間距離を詰めて威嚇してしまう
・後方から車間距離を詰められ追い越されると、抜き返したくなる
・クラクションを鳴らしてくる車には腹が立ち、追いかけたくなる
・脇道から勝手に自分の前に入る車には、クラクションを鳴らして警告する
・他のドライバーの下手な運転ぶりには腹が立つことが多い
・急いでいるときに、自車の前に進路変更などされるカッとする
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
ハイ・イイエ
■点呼・朝礼のあり方を反省しよう
普段から勤務状態のチェックをして、日常管理に活かそう
最近、ドライバーが運転中に一瞬意識が希薄になるなどの健康起因事故や睡眠不足の運転者による居眠運転事故が問題になっています。
多くの事例では「朝礼・点呼では問題がなかった」と報道され、管理・指導の難しさを感じますが、管理面での見落としがないか検討する必要があります。
たとえば、風邪気味であっても「回復した」と報告があれば、当然運転勤務につくように指示するでしょう。
しかし、実際にはまだ風邪薬の服薬を続けていたり、病気の影響で寝不足などの不具合が発生している可能性に配慮する必要があります。
問題点に気づくためには、朝の短い時間の健康観察だけでは難しく、普段の観察が重要です。
いつもは同僚に対して冗談を飛ばしあっている運転者がその日は無口でいるのであれば、なにか問題が発生していると感じることができます。そうした観点で運転者を見てきたでしょうか?
病気で休んでいた従業員は、「同僚に迷惑をかけた分、早く取り戻したい」と考えているので、なかなか正直に状態を申告できないことに配慮しましょう。管理者のほうから、治療薬を飲んでいないのか、昼食後に服薬して眠くなったことはないか、などきめ細かく聞いていくことが必要です。
また、健康診断で異常が指摘され精密検査や治療をしている運転者に対しては、個別に健康観察ノートなどを作成して長期的な視点で個別の管理・指導を続けていくことが重要です。
そうしたきめ細かい管理・指導をしていくためには、普段の観察と運転者個々に対する記録が必要です。新年度に向けて、管理面の改善点がないかを反省しましょう。
●運転者の健康観察ノートの例
(「よくわかる運輸安全マネジメントの進め方」より)
うがい・手洗いを徹底しましょう
■引き続き感染症対策が重要です
例年であればインフルエンザの流行も終息を迎える時期ですが、中国で始まった新型コロナウイルス肺炎の流行がどのような方向に向かうか未だ未知数です。
皆さんも感染症予防には気をつけておられると思いますが、業務中のうがい、手洗いなどをこまめに行いましょう。
なお今年になって中国湖南省では、養鶏場における「H5N1型」鳥インフルエンザのニワトリへの感染が見つかり、殺処分が始まったというニュースが入ってきました(2.1ロイター通信)。
鳥インフルエンザ(H5N1)は人への感染例もあり、感染すると重篤な症状となることが多く、新型感染症同様に危険なウイルスと言われています。
人から人への感染はほとんど報告されていませんが、今までも渡り鳥を介して国外に伝染し近隣諸国の養鶏場でニワトリ等に感染した事例があります。タイヤや長靴などに付着したウイルスの伝染を防ぐため、養鶏場などに入る車や運転者の衛生対策も重要となります。
いたずらに不安になる必要はないでしょうが、一般の風邪・インフルエンザ対策同様に感染予防をこころがけましょう。
接客業の従業員はもちろんのこと、配達や運送で車を動かす人も、手洗いとうがい、アルコール消毒などウイルス・細菌の除去を徹底してください。
流通が不足しているマスクは、細菌と違って極端に小さいウイルスに対する感染予防効果があるかどうか疑問視されていますが、咳のある人は飛沫を飛ばすことが防げます。エチケット的に必要のある立場の人は確保を心がけましょう。
なお、新型コロナウイルス等に感染しても、すぐに重篤な症状が出るとは限らないようです。
せきや発熱がある人は、無理に出勤しないようにして、自宅で症状が収まるか様子をみるようにしましょう。症状が1週間以上など長期間続くようなら警戒が必要です。
また、万が一感染した疑いがある場合は、いきなり医療機関を受診するのではなく、あらかじめ電話などで連絡するよう厚生労働省は呼びかけています。
慌てて救急外来などへ行くと、体調を崩して受診しにきた多くの人に新型ウイルスをうつしてしまう危険性があります。
※新型コロナウイルス感染症の相談は
厚生労働省相談窓口 【電話番号】0120-565653(午前9時~午後9時まで/土日祝日も実施)
→ 厚生労働省 新型コロナウイルス感染症QAページ
各都道府県が設置している「帰国者・接触者相談センター」でも相談できます。
→ 最寄りの都道府県保健所の電話相談窓口へ
今年も、春の全国交通安全運動が4月6日から15日までの10日間に渡って実施されます。
事業所でも、地域の交通関係団体の主催する活動などに積極的に参加し、ドライバーの交通安全意識の高揚を図りましょう。
今年の運動の全国重点として、
(1)子供を始めとする歩行者の安全の確保
(2)高齢運転者等の安全運転の励行
(3)自転車の安全利用の推進
があげられています。
運転者に対しては、とくに横断歩道における歩行者優先の徹底と歩行者に対する思いやりのある模範的な運転の推進をはかりましょう。
また、飲酒運転・無免許運転・いわゆる「あおり運転」等による交通事故の実態及び悪質性・危険性の周知が重要です。
なお、交通事故死ゼロを目指す日は、4月10日(月)に設定されています。
詳しくは、内閣府のWEBサイトを参照してください。
■アレルギー対策をしましょう
今年春のスギ花粉は、暖冬の影響もあり飛散開始が例年より少し早くなっているようですが、過去10年平均の飛散量と比較して40%から70%程度となる地域が多くなると予測されています。
昨年6,7月に雨量が多く、また記録的な冷夏であったこともあり、スギ雄花の着花量が減少するという傾向が見られています。
ドライバーへの指導・監督を徹底しよう
■指導・監督指針に沿った教育計画を
自動車運送事業者が運転者に対して行う安全運転の指導及び監督の内容について、監督官庁である国土交通省は、かなり厳しい姿勢を示しています。
バス事業者に対しては、2016年1月に発生した軽井沢スキーバス事故が大きな契機となり、2018年6月に指導及び監督の指針が改正され、貸切バスを中心に適正化指導も強化されました。
また、トラック事業者についても、2017年3月12日から「準中型免許」が導入され、運転者への指導及び監督の指針が改正されたほか、睡眠不足への指導も強化されました。
事業者が監査や巡回指導を受けた時、自社なりに安全運転教育を実施しているつもりでも、その内容が指導・監督の指針に沿ったものでないと判断された場合は、指導不十分で処分の対象となることがあります。
新年度を控え、指針の内容に沿った具体的な教育計画を立てましょう。
指針に基づく教育資料を確保することも重要です。以下のWEBサイトなどを参照してください。
→ 国土交通省 ドライバー指導実施マニュアル
→ シンク出版株式会社 運行管理者のためのドライバー教育ツール
→ シンク出版株式会社 バス運行管理者のための指導・監督ツール
なお下の表は、ある運送会社が作成した新年度の安全運転指導計画例です。
■2020年度 運転管理・安全指導計画の例(指導及び監督の指針に基づく)
月 | 運転管理目標 | 運転者への指導・監督指針/活動 |
4 |
春の全国交通安全運動への参加 ・子どもと高齢者の事故防止 |
・事業用自動車を運転する上での心構え ※地域の安全誘導活動に参加 |
5 |
うっかり事故の防止 ・安全確認、基本行動の徹底 |
・運行の安全を確保するために遵守すべき基本的事項 ※交差点等、危険箇所での安全パトロール |
6 |
雨の日は視界確保と速度ダウン ・車両の死角を確認 |
・事業用自動車の構造上の特性 ※一斉実車点検指導を実施 |
7 |
車間距離維持と急制動の禁止 ・貨物事故防止キャンペーン |
・貨物の正しい積載方法 ※倉庫での抜き打ちチェック |
8 |
積載時の重量確認の徹底 ・荷主、荷送人への啓蒙 |
・過積載の危険性 ※荷主立ち会いの元の積載指導 |
9 |
安全・確実な運行の徹底 ・危険物の知識を得る |
・危険物を運搬する場合に遵守すべき事項 ※消火器搭載、イエローカードの点検 |
10 |
異常気象を警戒し安全運行を確保 ・経路上の危険を周知徹底 |
・適切な運行の経路および道路、交通の状況 ※運行指示書のチェック |
11 |
直そう危険な習慣、悪いクセ ・正しい運転習慣を身につける |
・運転者の運転適性に応じた安全運転 ※該当者の運転適性診断実施 |
12 |
飲酒運転、居眠運転の根絶 ・酒気残りを防ぐ自己管理 |
・交通事故に関わる運転者の生理的、心理的要因及び これらへの対処方法 ※飲酒運転根絶宣言 |
1 |
過労を防ぎ、早めの休憩 ・よりよい食事、睡眠確保 |
・健康管理の重要性 ※健康診断結果の周知徹底と保健指導 |
2 |
スリップ防止の呼称運転 ・凍結場所の危険予測 |
・危険の予測及び回避と緊急時における対応方法 ※冬道危険予測マップの配布 |
3 |
先進装置に頼らない安全運転 ・安全装備の有効活用 |
・安全性の向上を図るための装置を備える事業用自動車 の適切な運転方法 ※被害軽減ブレーキ等の指導 |
日 付 | 行 事 等 |
1日(日) ~31日(火) |
・自殺対策強化月間──政府は、毎年3月を自殺対策強化月間に設定し、啓発活動や支援策を重点的に実施しています。悩みを抱えた人たちに広く支援の手を差し伸べていくことにより「誰も自殺に追い込まれることのない社会」を目指しています。事業所でもストレスチェックなどを活用して、自殺のない職場をめざしましょう。 |
1日(日) ~7日(土) |
・車両火災予防運動(春季全国火災予防運動)──消防庁と 国土交通省の共同主唱。車両交通の関係者や利用者の火災予防意識の高揚と車両火災防止のため、全国火災予防運動とあわせて同期間に実施されます(車両火災原因のトップは排気管ですが、大型バス等では電気系統の劣化も多くなっています)。 |
1日(日) |
・運行管理者試験(令和元年度第2回試験)
──詳細は公益財団法人 運行管理者試験センターのWEBサイトを参照 |
3日(火) |
・ひな祭り(桃の節句)/耳の日 |
5日(木) |
・啓蟄 |
6日(金) |
・「36協定」の日──すべての職場における「時間外・休日労働に関する協定」=「36(サブロク)協定」を見直してより良い働き方を実現するため日本労働組合総連合会(連合)が制定。労働基準法の改正に伴い、時間外労働(残業)の上限規制を守るよう訴えています。 |
7日(土) |
・消防記念日 |
8日(日) |
・国際女性デー─国連は1975年(国際婦人年)以来この日を「国際婦人デー」と定め、国連事務総長が女性の十全かつ平等な政治・社会参加の環境を整備するよう、加盟国に対し呼びかけています。近年はこの日に合わせた#MeToo運動の集会や性別を問わない性被害者に関する講演会なども企画されています。 |
10日(火) |
・3月の製品安全点検日
経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。 |
11日(水) |
・東日本大震災の日──2011年の震災から9年がたちました。政府主催の追悼式典のほか、合同追悼式などが被災地を中心に実施されます。 |
14日(土) |
・ホワイトデー |
17日(火) |
・八本松トンネル居眠事故から4年──2016年のこの日午前7時半頃、東広島市の山陽道下り線「八本松トンネル」内でトラック運転者の過労運転が原因で12台が絡む多重衝突事故が発生しました。この事故で71人が負傷し、2人が亡くなり、運転者は懲役4年の実刑、運行管理者も逮捕され過労運転の下命容疑で起訴され有罪が確定、法人としての会社も有罪となりました。 |
20日(金) |
・春分の日 |
23日(月) | ・世界気象デー──1950年のこの日に世界気象機関条約が発効したことを記念して世界気象機関(WMO)が制定しました。 |
25日(水) | ・電気記念日──明治11年(1878年)3月25日、工部省電信局が東京・木挽町に電信中央局を設けてこの日に開局祝賀会を開催、会場で日本初の電気の灯り(アーク灯)を点灯したことにちなみます。 |
3月上旬 | ・令和元年中の労働災害の動向について(厚生労働省) |
3月上旬~ |
・36回 安全衛生標語の募集──中央災害防止協会。 「2020年度 年末年始無災害運動標語」、「2021年 年間標語」の募集。 締切りは4月末。詳細は、同協会のWEBサイトを参照。 |
~3月 |
・荷主と運送事業者のためのトラック運転者の労働時間短縮に向けたセミナー(厚生労働省委託事業)──トラック運転者の労働時間短縮の進め方のノウハウを広く荷主企業やトラック運送事業者に情報提供。全国の都道府県トラック協会などの協力で実施します。参加申込みはオンラインで行うことが可能です。詳しくは、同省のWEBサイトを参照。 |
2月上旬~4月末 |
・2020年度の「安全衛生標語」募集──陸上貨物運送事業労働災害防止協会。「荷役」「交通」「健康」の3部門で募集し、秋に開催する全国大会で顕彰。締切は4月末、詳しくは、同協会のWEBサイトを参照。 |
2019年12月~ 4月30日 |
・令和元年度 安全衛生教育促進運動──中央労働災害防止協会(中災防)が提唱し展開する活動。年間計画を定めて、雇入れ時教育、特別教育などの義務付けを踏まえ安全衛生教育の確実な実施を促しています。 |
~3月15日 |
・令和元年分の所得税および復興特別所得税の確定申告(2月15日~) |
3月上旬 |
・令和元年中の交通事故発生状況(警察庁) |
~3月上旬 |
・貸切バス事業者安全性評価認定制度説明会(ブロック別) |
3月下旬 |
・2020(令和2)年使用の交通安全スローガンポスターデザイン入選作の発表 (毎日新聞社) |
◆3月の日没時刻(国立天文台暦計算室による)
1日(日) | 福岡 18:15 |
大阪 17:54 |
東京 17:36 | 札幌 17:24 |
15日(日) |
福岡 18:26 |
大阪 18:06 |
東京 17:49 |
札幌 17:41 |
31日(火) | 福岡 18:38 |
大阪 18:19 |
東京 18:02 |
札幌 18:00 |
3月のお彼岸の頃には、かなり日が長くなったと感じますが、まだ、夕方は曇りがちで暗くなるのが早い日もありますので、早めのライト点灯が重要です。
早めに点灯すると遠方の歩行者の姿も確認しやすくなります。ライト活用を意識して、周囲の警戒を徹底しましょう。
早めに点灯するあなたの思いやりが、交通事故減少に結びつきます。遅くても日没の30分前にはぜひ点灯するとともに、夕刻に増える歩行者事故を警戒して運転してください。
「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。全国で点灯活動を展開する運転者が増えています。
また、JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開しています。
JAFのインターネットWEBサイトではライト点灯
に関して様々な情報提供が行われます。
※詳しくは JAF Safety Light
のサイトを参照してください