さる1月16日の午後5時すぎ、東京都品川区の路上で、横断歩道を渡っていた女性が、原付バイクにはねられる事故がありました。
女性は、信号のない横断歩道の手前でバスが停車したため、横断を始めたところ、猛スピードでバスを追い越してきた原付バイクにはねられたもので、バイクはそのまま逃亡しました。
この一部始終はドライブレコーダーの映像に残っており、テレビニュースで大きく報道をされましたので、事故映像を見た方も多いと思います。
当たり前のことですが、横断歩道の手前で停止しているバスの横を追い越して行くときには、バスの前に出るときに一時停止をすることが道路交通法で義務づけられています。
もし仮に、道路交通法で義務づけられていなかったとしても、横断歩道の手前でバスが止まっているのですから、横断歩道を渡っている人などがいることは予測できるはずですし、当然一時停止してバスの前方の死角を確認しなければなりません。
「横断歩道の手前にバスが止まっている」→「横断歩行者が渡ってくる」→「前方に出る前に一時停止」を習慣づけてください。
(シンク出版株式会社 2020.2.12更新)
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