睡眠不足のまま運転することは、飲酒運転と同じくらい危険だという話は以前も、朝礼の話題でお話したと思いますが、昨年起こった事故に関して調べられていた会社員の男性が、このほど「夜更し」が原因で交通事故を起こしたとして、過失運転致死傷罪で書類送検されました。
事故は2019年6月22日、尼崎市の県道で発生しました。
42歳の男性会社員が土曜の休日に家族で買い物をするために自宅から尼崎市内のショッピングセンターに向かう途中、突然、歩道に車を乗り上げ、歩道上で自転車2台を次々とはねたもので、60代の女性が死亡し、30代の女性もけがをしました。
警察の調べに対して会社員は「事故の前日は金曜日で夜更かしをしていた。疲れを感じていたが運転を続けた」と話したということです。
「居眠運転」というとプロドライバーが長時間・長距離運転労働で起こすと言ったイメージを持ちますが、前夜の夜更しが原因で、わずか10~20キロ程度の距離を運転するときにも、一瞬意識が遠のくことで重大事故に結びつく危険があることがわかります。
私達も、睡眠不足で運転することがないように注意しましょう。
(シンク出版株式会社 2020.3.10更新)
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