皆さんは、常に車間距離を十分にとって走行していますか?
いつもギリギリで走行しているという人も、昼間で路面が乾いているときは、前方をよく見ていれば、早めに減速の必要性に気づくので、そうそう追突事故を起こすことはないでしょう。
しかし雨の日やトンネル内は、いつもの車間距離では事故が防止できないことがあります。
さる3月10日午前11時半ごろ、雨降りの中、岐阜市内のトンネル出口付近で大型トラックが小型トラックに追突したのをきっかけに4台がからむ玉突き衝突事故に発展し、はずみで対向車線の車との衝突事故も発生しました。
トンネル出口の少し先に信号があり、減速した小型トラックに後続車が追突したことが発端となっていますが、雨で路面が濡れていたため停止距離が伸びたことも影響しました。
このように、雨で路面が濡れていたり、トンネル出口付近で前車の行動がよくわからないといった状況では追突事故が起こりやすくなります。
減速し、車間距離をいつもより多めにとる必要があることに気づかないと、事故は防げません。
(シンク出版株式会社 2020.3.16更新)
衝突被害軽減ブレーキなど安全運転支援装置の普及によって追突事故は減少傾向と言われますが、依然として人身事故における割合はトップとなっています。ちょっとしたヒューマンエラーの影響を最も受けやすい事故だからです。
本テストは、普段の運転行動をチェックしていただくだけで、自分自身の中にどんな追突事故に対する危険が隠れているかを確認することができる追突防止診断の決定版です。