さる3月17日午後3時20分ごろ、京都市北区の市道を走行していた軽ワンボックス車が、道路を歩いていた保育園児をはねて死亡させる事故がありました。
事故の現場は、住宅街にある幅員約3mの直線道路で、園児は他の兄弟2人と自宅前の道路で遊んでいたということです。
詳しい事故の状況はわからないのですが、住宅街の幅員3mの狭い道路を走行していたことなど道路状況を考えると、事故を起こしたドライバーは、あまりにも子どもに対する感受性や危機感が鈍いと言わざるを得ません。
道路上には子どもの姿が数人見えているのですから、通常なら子どもの動きに注意してスピードを落として近づかなければなりません。
そのうえで、子どもの近くに接近したらブレーキペダルの上に足を乗せておき、飛出しに備えてすぐにブレーキを踏める態勢で走行することが求められます。
住宅街を走行するときには、子どもの動きに注意してすぐに止まれるスピードで走行してください。
(シンク出版株式会社 2020.4.1更新)
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