さる4月4日午後2時半ごろ、大阪府枚方市の第二京阪道路で、トラックなど3台が関係する事故があり、道路上にいた3人が死亡しました。
事故は路肩に停車していた軽トラックと中型トラック2台に後続の大型トレーラー(20トン)が突っ込んだもので、トレーラー運転者の前方不注意が原因とみられています。
ただし、トラックが路肩に停止していたことも事故の遠因となっています。
2台は一緒に資材を運ぶ途中で、軽トラックのほろが外れかけたため停車して、路上で3人が荷台のほろを掛け直す作業をしていたということです。
昼間なので、まさか後続車から見落とされることはないと思っていたのでしょう。
出発前にしっかりとほろを掛けていれば、あるいは掛け直し作業をサービスエリアなど安全な場所で行っていれば、3人が亡くなることはなかったと考えると、本当に残念な事故です。
風の強い日や路面状態が悪くて振動の多い道などでは、荷物の状態が気になり、停止して確認したくなるものです。しかし、高速道路の路肩上で停止することだけは、厳に慎みましょう。
後続車が前を見ているとは限りませんので「命の危険」があることを肝に銘じてください。
(シンク出版株式会社 2020.4.9更新)
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