さる4月16日午後7時ごろ、兵庫県三田市の県道で側道から片側2車線の下り坂になっている本線に合流しようとした軽自動車が、走行してきたバイクと接触する事故があり、バイクを運転していた男性が意識不明になる事故がありました。
運転していて、結構気をつかう交通場面はいくつかありますが、その一つが側道がある道路から本線に合流する場面だと思います。
その最大の要因は、合流する車と本線の車とのスピード差です。本線を走行している車はスピードが出ており、そこに低スピードで合流していくのですから、結構緊張を強いられます。
ドライバーの心理としては少しでも距離があると合流しがちですが、無理に走行してくる車の前に入ろうとすると、どうしても車のスピード判断を過小評価しますし、車体の小さなバイクなどを軽視しがちになるからです。
とくに、この事例のように夜間の場合は、バイクのライトは1灯しかありませんので、その存在を見落としがちになります。
側道から合流するときには。車列が完全に途切れてから合流するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2020.4.23更新)
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