車を運転していると、「歩車分離式」の信号のある交差点を走行することがあります。
皆さんご存じのように、この「歩車分離式」の信号とは車両の通過と歩行者の横断が交わらないように、青信号のタイミングを分離している信号機です。
ですから、歩行者が横断しているときには車は交差点を横切りませんから、交差点における人対車両の事故を減少させる効果があります。
(※交差点によって、自転車も保護するため車と分離されていて歩行者・自転車専用信号に従う場合があります)
しかし、ここで注意しなければならないのは、歩行者や自転車が自分の信号にしたがわないことがあるということです。
先日、「歩車分離式(自転車も含む)」信号のある交差点に差し掛かり、車両用の信号が青だったので右折しようとしたところ、右折先の横断歩道を自転車が走行してきてもう少しで衝突しそうになりました。
当然同じ進行方向の歩行者・自転車専用信号は赤でしたので、横断歩道を渡ってくる歩行者や自転車はいないと決めつけていたため、あまり自転車の動きに注意していなかったのが原因でした。
この交差点は、いつも通行していたのですが、これまで歩行者・自転車用信号を無視する人はいなかったので、注意が散漫になっていました。
歩車分離式信号の交差点を走行するときには、自分の信号を無視する歩行者や自転車がいることを予測しその動きに注意してください。
(シンク出版株式会社 2020.4.28更新)
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