さる4月21日午前11時前、愛知県小牧市内の道路を走行していた乗用車が電動アシスト自転車に衝突し、乗っていた女性が意識不明の重体になる事故がありました。
事故の現場は見通しのよい直線道路で、歩道を走っていた自転車が、車道にはみ出したところをはねられたものです。
歩道を走行している自転車が急に車道に出てきて、後ろからきた車にはねられる事故は少なくありません。
もちろん、急に車道に出てくる自転車にも非はあるのですが、車を運転する者としては、車道に出て来ることを予測しておかなければなりません。
その手がかりの一つは、ガードレールの切れ目です。歩道にガードレールが設置されている場所では、車道に出てくることがないので、ドライバーとしては安心してしまうのですが、ところどころにガードレールが切れていることがあり、そこから出て来ることがあります。
もう一つは、歩道上の障害物です。歩道には様々な物が置いてあり、それを避けるために自転車が車道に出てくることがあります。
前方の歩道に自転車が走行している場合には、歩道の状況をチェックし車道に出てくるかもしれないと警戒を怠らないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2020.4.30更新)
一歩間違えると、自分のクルマがかけがえのない命を奪う凶器になってしまうことがあります。
交通事故は、被害者や当事者だけでなく、その家族や周囲の人々の人生をも狂わせてしまうのです。
本作品では、大津で発生した保育園児の死傷事故や「ながらスマホ」による死亡事故など、最近発生した悲惨な交通事故を2例取り上げています。
事故を起こしたドライバーが負う4つの責任(刑事・行政・民事・社会的)を紹介し、また、交通事故の遺族の取材を通じて、事故の恐ろしさと、かけがえのない命の重さを訴えます。