新型コロナウイルス対策への緊急事態宣言も一区切りつき、各地で業務再開の知らせが届いています。
長い自宅待機を終えて運転業務が再び始まる人も多いと思いますが、休み明けの運転では身体の機能が低下していたり、運転のカンが鈍っていて注意力が維持できずに事故に結びつくことがありますので気をつける必要があります。
なお、休み明けの方だけではなく、バスやトラックなど事業用自動車の運転者も、今まで道路が空いていたので少し気が緩んでいる恐れがあります。こうしたときに交通量増加などの変化が事故の一因となることもありますので、注意しましょう。
さる5月14日午前11時45分ごろ、仙台市太白区の県道で市営バスの運転者の前方不注意によりバスが乗用車に追突する事故が発生しました。市営バスには乗客2人が乗っていましたが、幸いけがはありませんでした。
バスの運転者は、「ボーっと遠くを見ていた」と話しているということです。緊急事態宣言の影響で連日乗客が少ないため、運転者も少し気が緩んでいたのかも知れません。
また、こんな時期は感染への不安や今後の仕事への心配などが頭にあり、運転中に漫然としてしまうという方がいるでしょう。しかし、ハンドルを握ったときには頭を切り替えて運転に集中するよう自らに言い聞かせましょう。
(シンク出版株式会社 2020.5.21更新)
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